転科で美容医療の世界へ看護師 入社5年目
外来業務や手術サポートを行うほか、主任、副主任の次のポジションであるリーダーとして現場全体をまとめ、後輩のフォローや新人教育を担当する。自由が丘クリニック公式YouTubeチャンネル( https://youtu.be/jlw40bvxS8w )にも出演するなど、スタッフやお客様からも愛される明るい人柄が魅力。
病院から美容クリニックへ。
入職の決め手は「確かな実績と信頼」
― まず始めに、看護学校卒業後から自由が丘クリニック(以下、JC)に入職するまでの経歴について教えてください。
最初に看護師としての知識と技術をしっかり学ぼうと思い、総合病院の循環器内科・心臓血管外科・消化器内科に勤めました。その後、術前後の看護を学びたいという思いから整形外科の病棟に3年勤めて、トータル6年間病棟で勤めてから入社しました。
元々、美容の仕事には興味があったのですが、進路を決める際に看護師と美容業界のどちらに進むか悩んだ中で「看護師になっても美容の道には行ける」と思い、看護師を選びました。
―看護師としてしっかり経験を積んだうえで、もうひとつの夢だった美容の世界に飛び込んだのですね。多くの美容クリニックの中からJCを選んだのはどんな理由からですか?
いくつか面接を受けたのですが、自由が丘クリニックは施術のメニューが多く「皮膚科も外科も学べる」というところに、まず魅力を感じました。また、クリニックが25年以上続いていて、先輩方も20年以上と長く勤めている方が多かったことから働くうえで安心感もありましたね。
美容医療を通して磨かれる品格。
看護師として、人としても成長できる場所。
― 実際に入職してみて、どんな印象を持ちましたか?
技術面では手術や術前後の看護で整形外科で学んだことを活かせましたし、患者さんに寄り添うという部分でもこれまでの看護経験が生きています。
女性の職場なので「一般的な病院よりもギスギスした感じが強いのかな」という不安があったのですが、どの部署の方も優しくて働きやすい環境でした。仕事のオンオフはしっかりありますが、みんな仲が良くて休日は一緒に遊びに行くことも。仲の良さ、雰囲気の良さというのは接客などのふとした瞬間に患者様に伝わると思うので、これからも大事にしていきたいです。
― 反対に、イメージと違って大変だったところがあれば教えてください。
病院だと、親近感がわくように「体調はどう?」みたいな気楽な感じでお話することが多かったのですが、美容医療の世界は「患者さん」ではなく「お客様」なので、しっかりした対応が求められます。とくに、自由が丘クリニックは富裕層やVIP対応の方が多い所なので、レベルの高い接遇スキルが必要で、言葉遣いやお客様との距離感などに最初は苦労しました。
でも、気遣いや接遇マナーは日常生活でも役立つので仕事を通して人間性も磨くことができる職場だと思います。
― 看護師としての技術だけでなく、おもてなしなど接客スキルも必要になってくるお仕事なのですね。そういった足りないスキルを補うような研修制度はあるのでしょうか?
はい。看護師も接遇スキルが大事なので、勉強会をやったりコンシェルジュの方が作ってくださった動画を見たりといった事前研修があります。 看護技術の面では、施術ごとに手順書があるのでそれを見合わせてその都度入ってもらえると実際に自分が体験しながら入っている形になるので覚えやすいと思います。また、先生の診察に常に付くのでそれだけでも毎日勉強になりますね。「何か勉強してきた方が良いですか」と聞いてくれる後輩もいるのですが、「診察をちゃんと聞いていれば大丈夫だよ」と言っていますので、安心して来ていただきたいです。
― 残業や有給の取りやすさなど、待遇面における働きやすさはいかがですか?
残業は殆どありません。みんな同じタイミングで帰るので帰りにごはんに行ったり、最近ではバスケに行ったりしています。
有給も取りやすい環境です。以前の職場では有給が取りにくくて大変だったのですが、今は報告して先に相談しておけば自由に取れるのでありがたいです。
お客様の喜びを間近で感じられる。
キレイのサポートが一番のやりがい。
―美容クリニックの看護師としてのやりがいはどんな所に感じますか?
病院の看護師は「生きるための看護」をしていくもの。一方で、美容クリニックは生きるためには必要ないものですが、「笑顔で明るく生きるための看護」をできることが素晴らしいと思っています。実際に「生活のモチベーションが上がる」「人生が変わった」という方がたくさんいて、そういうお声をいただくと自分自身も前向きになれますし、やりがいになっています。
― 「人生100年時代」と言われ、寿命が伸びた私たちにとって、美容クリニックは生活や人生に彩りを添えてくれる大事な存在ですね。その中でも「JCだからこそ得られるやりがい」はありますか?
地域に根付いたクリニックであるという点は大きいと思います。例えば、20年以上通ってくださっている方がいて、スタッフの名前をみんな覚えているくらいの方もいらっしゃるんです。都会のクリニックに比べると幅広い年代のお客様が男女問わず通われているのも、自由が丘という土地で長年信頼を積み上げてきたからこその関係性。「安くて早い」を売りにしたクリニックでは得られないことだと思うので、そういった環境で働けることを誇りに感じています。
もうひとつ、業界トップレベルの技術を見たりサポートできたりすることが看護師としてプラスになっていると感じます。「皮膚科だけ」「外科だけ」をメインとしているクリニックはたくさんあると思うんですが、自由が丘クリニックは両方のメニューが充実していて、海外からも注目を集める経験豊富な医師が多く在籍しています。幅広く勉強したい方はもちろん、初めて美容医療に勤める方も美容の知識が一気に得られる場所だと思います。
お客様の人生に寄り添う責任と覚悟。
私たちと共に、明るい未来を作りましょう!
― 美容クリニックの看護師という職業に対して、イメージが沸きにくいという方もいらっしゃると思うのですが、「美容クリニックの看護師に向いている人像」について教えてください。
一番は人と関わるのが好きで、美容が好きな方はシンプルに向いていると思います。あと、ここまでお話してきたように、美容の看護師は接遇スキルが上がるので、一般的な看護師とは違う幅広いスキルを身につけたい方にもおすすめです。
― 反対に、「こんな方は向いていないかも」と思うのはどんな方ですか?
美容と聞くと、「命に関わらないから楽」「夜勤が無くて高収入」「病棟みたいにバタバタしていない」と思われることもが多いです。でも実際には、やることや覚えることも多く、看護だけでなく接遇スキルも問われるマルチな仕事です。
また、自費診療でお金を払ってくださっているというところで、それだけ丁寧に対応しなければならないですし、何か間違えるとクレームにも繋がりかねません。私たちの対応ひとつで変わってくることが多くあるので「楽そうだな」という気持ちで来ると違うのかなと思います。
― ここまで、とても参考になるお話をしていただき、ありがとうございました!最後に、今後の目標について教えてください。
日々の目標としては、美容の世界は日々進化しているので、情報をできるだけ早くキャッチして学びを深め、常に患者さんに寄り添えるようにしていきたいと思っています。
長期的な目標としては、リーダーとして、人としてのレベルを上げていきたいです。私自身、これまで何かあった時は先輩に相談していたものが、相談される側になっ てきたことで判断しなければいけないことや責任が増えてきました。判断力や接遇マナーなどを磨いて自分自身のスキルを上げて、後輩のお手本となれるよう、またドクターや先輩方から信頼され安心して仕事を任せていただけるような看護師、リーダーになれるよう日々努力しています。
1日の業務の流れ
- 9:30
- opeや施術の準備、各部屋の整理整頓や掃除
- 9:40
- ナースの朝礼 申し送りやスタッフ配置の確認
- 9:50
- 全体の朝礼 各部署からの申し送りや情報共有
- 10:00〜18:00
- 外来・手術
- 18:00〜18:30
- 片付け・終礼